ガラス張りの家を建てたい人はここに気をつけよう

  • glass_house
    日本の建築技術は日に日に向上してきていることから、今ではお金さえかければどのような家でも建てられるようになりました。そのような時代背景から、新築をする時にガラス張りの家を建てたいと希望される人もおられるはずです。しかし、ガラス張りの家を建てようとする際、いくつかのポイントに気をつけておかなければ後悔する結果になりかねません。どれだけお金を持っていても、マイホームはそのキャパシティのギリギリのラインで購入しようとするので、人生の中でそれを建てるのは多くてもせいぜい2回ほど。ですから、後悔しないように気をつけるポイントを踏まえておきましょう。

    まず考えなければならないのは、ガラス張りの家の脆弱性についてです。ガラスは普通の壁にくらべて、薄くて脆いことからダメージに弱いという性質があります。暴風が吹いた時にそのガラスが割れてしまうこともありますし、ボールなどの物が当たっても割れる、地震が来ても割れる、という破損のリスクがかなり多く存在しています。また、空き巣などが人為的に割るケースも考えられますので、ガラス張りの家を建てるような場合は、確実に強度の高いガラスを使用してほぼ割れないという状況を作り出しておくことが大切になるでしょう。

    また、ガラス張りの家の場合、太陽光の照射が室内にダイレクトに影響を与えてしまいます。そのため、気温の上昇が著しいこと、また外気からの影響も多大に受けるため、冬場は気温の低下も著しく、暑い時に暑くて寒い時に寒いという地獄のような住宅環境に陥る可能性もあります。そのため、二重ガラスのような気温の変化に強いタイプのガラスを取り付けておくことも大切です。

    ここまでのことを踏まえると、ガラス張りの家を建てる上で気をつけるべきポイントは「耐久性の面」そして「温度変化の面」の二本立てになります。この二点を抑えれば、失敗なくガラス張りの家を建てられるはずです。